エステサロンの経営を安定化し、常に売上を上げ続けるためには、新規の顧客とリピーターを増やし、物販などで客単価をアップしていくことが重要です。
しかし、「具体的には、どのような方法で施策を行えばいいの？」「物販といっても何を仕入れればいいか分からない」と悩む人も多いでしょう。
そこでこの記事では、エステサロンの平均的な売上や、効果的な集客方法、そして売上アップのコツを解説していきます。
なお、自社サロンに合う物販用商材に関してのご相談、もしくはセミナーへの参加も受け付けております。
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エステサロンの平均的な売上
エステサロンの1ヶ月の平均売上は、約150万円（1ヶ月の稼働日は22日）と言われています。
単純に計算すれば、1日の売上は68,000円です。
スタッフ1名のエステサロンで、1日の施術数が3～4人の場合、1人あたりの売上単価は2万円を超える計算です。
しかし、この数字は物販料金を含んでいるケースもあり、一概に施術だけの売上とは言い切れません。
エステサロン売上アップの方法
エステサロンの売上を伸ばすための方法は、以下の3つがあります。
- 新規顧客を増やす
- 客単価を上げる
- リピーターを増やす
この3点がなぜ大切なのかを解説していきます。
新規の客数を増やす
既存顧客と良好な関係を築いていたとしても、転居や転勤、子育てや介護などの事情でお客様が突然エステサロンに通えなくなる可能性もあります。
そのため、既存顧客だけに売上を頼るのは危険です。
常に新規顧客を呼び込めるような工夫をしましょう。
あなたのエステサロンのコンセプトを明確にして、ターゲット層に届くような施策を行うことが大切です。
客単価を上げる
エステサロンの料金は、1回あたり1～2万円程度が相場と言われています。
仮にあなたのエステサロンの客単価が1万円、1日の来店人数が5人だと仮定すると、1日の売上は5万円になります。
もし、この5万円の売上を6万円にしたいなら、あと1万円アップしなくてはなりません。
1人のお客様に1万円分の料金をアップしてもらうのは難しいですが、5人のお客様それぞれに2,000円ずつアップしてもらうのは、比較的簡単に感じるのではないでしょうか。
このように、少しずつでも良いので客単価を上げていく努力が必要です。
リピーターを増やす
新規のお客様同様、リピーターのお客様も大切にしなくてはなりません。
リピート率の高いエステサロンでは30～50％のお客様が再来すると言われています。
ひと月に新規で100人が訪れ、その中の30％が再来すれば、30人のリピーターを獲得できます。
毎月30人（平均単価1万円と仮定）のリピーターが訪れれば、リピーターだけで毎月30万円の売上になる計算です。
このように、リピーターをできるだけ多く獲得することが、売上アップの肝になります。
エステサロン売上アップのコツ
エステサロンの売上をアップするには、効果的に集客し、客単価を上げた上で、リピートに繋げる必要があります。
- 効果的な集客方法：オフライン、オンラインでの集客を行う
- 客単価を上げる方法：メニューやオプションの充実を図り、物販にも力を入れる
- リピーターを増やすコツ：「再来したい」と思わせる工夫をする
それぞれ、詳しく解説していきます。
効果的な集客方法
新規顧客を効果的に集客するには、サロンの知名度を上げるのが必要不可欠です。
具体的には、オフライン、オンラインでの集客施策を行います。
オフラインでの集客
チラシの作成
エステサロンの場合、お客様に直接来店してもらわなくてはなりません。
そのため、エリアを限定して集客できるチラシは、エステサロンにとっては重要な広告手段となります。
ターゲット層を明確にし、お客様のニーズや悩みに訴求したチラシを作成しましょう。
チラシ作成のポイントは以下になります。
- イメージしやすい写真を載せる
- お得感のあるクーポンやキャンペーン情報と料金を入れる
- 住所、電話番号、地図、HPやSNSの情報などの店舗情報を載せる
- ターゲットの共感を得られるようなキャッチコピーを考える
オンラインでの集客
ホームページや美容ポータルサイトを活用
新規のお客様は、初めてのサロンに少なからず不安を感じるものです。
そのようなときに、ホームページや美容ポータルサイトからエステサロンの情報を得ることが出来れば、不安が解消され、来店に繋がります。
また、エステサロンの営業時間内外に関わらず、メニュー料金やキャンペーン、地図などの店舗情報にアクセスできるのはお客様にとって大きなメリットです。
24時間予約システムなどを導入すれば、エステサロンの営業外も新規予約を取りこぼしません。
SNSの活用
新規のお客様を幅広く集客し、エステサロンの認知度をアップしたいなら、SNSの活用がおすすめです。
FacebookやTwitter、Instagramなど、あなたのエステサロンに合ったSNSで発信してみましょう。
サロンの雰囲気が分かる写真をアップする、SNS限定クーポンを出すといった方法も効果が見込めます。
客単価を上げる方法
客単価を上げるには、以下の3つの方法があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メニューを工夫する
通常メニューだけでは客単価を上げるのに限界がある上、マンネリ化してしまう恐れがあります。
セットメニューや期間限定メニューを設ければ、常に新鮮な気持ちで来店してもらえますし、客単価アップも期待できます。
セットメニューの例
通常メニュー：フェイシャル60分（6,000円）、ボディマッサージ30分（3,000円）
セットメニュー：フェイシャル＋ボディマッサージ90分（8,000円）
※上記のように、通常メニューを組み合わせることによってお得なセットメニューを作ることができます。
期間限定メニューの例
冬限定ホットストーンマッサージ60分（12,000円）、夏限定フット角質ケア30分（4,000円）、12～2月限定しっとり美容フェイシャル60分（7,000円）等
※季節に応じたお悩みに寄り添うメニューを設定するのがポイントです。
オプションを充実させる
短時間でリーズナブルなオプションメニューがあれば、お客様も気軽に試すことができます。
オプションメニューの例
イオン導入10分（2,000円）、フットケア15分（1,500円）、ハンドマッサージ10分（1,000円）、ヘッドマッサージ15分（2,000円）等
物販を取り入れる
お客様の目に付く場所に物販コーナーを設ければ、購入に繋がりやすくなります。
商材は、主に卸業者かメーカーからの直接販売で購入可能です。おすすめは、メーカーからの直接購入です。
メーカーからの直接購入には
「資料請求や営業担当の方との相談が可能なため、商材への理解が深まる」「メーカーが主催する最新技術のセミナーなどに参加できる」
といったメリットがあります。
物販の例
クレンジングオイル、化粧水、美容液、パック、ファンデーション、日焼け止め等
リピーターを増やすアイデア
リピーターを増やすには、スタッフとの信頼関係が大切です。
まずはしっかりとしたカウンセリングを行い、お客様のことを理解しましょう。
悩みを把握し、お客様に合ったメニューを提案することでスタッフへの信頼感が生まれます。
お得感も、再来に繋がるポイントです。
例えば、リピーター限定の割引価格や、モニター制度、紹介やクチコミ特典があれば、「また来たい！」と思ってもらえます。
また、ポイントカードやダイレクトメールも、定期的な来店を促すのに効果的です。
エステサロンの売上を上げるなら
エステサロンの売上を上げるなら、新規顧客とリピーターの獲得、そして客単価のアップを目指していくことが大切です。
お客様との信頼関係を築き、セットメニューやオプションメニュー、物販などを取り入れていきましょう。
物販用の商材はメーカーや卸業者で購入することができます。
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